- 場所 屈斜路湖畔・和琴半島先端付近
- 料金 無料
- 形態 野湯
- 訪湯 2017年8月21日7:40
ここもけっこうハードな混浴露天です。
屈斜路湖の中に突き出ている和琴半島のほぼ先端にあります。
和琴半島の散策路を反時計回りに歩いて行くと、展望台が見えてきます。
江戸末期から明治の初期に北海道を探索し、「北海道」の名付け親でもある松浦武四郎もここに来たようです。
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展望台から湖の方を覗くと、
何やら下の方から白い煙がもくもくと上がってきています。
この展望台の
左端の柵が切れてるあたりから
道なきところを
下に下っていくと、
こんなところに出ます。下を覗いてみると、
何やら浴槽らしきものが見えます。あれに違いありません。
しかし
・・・
これをどうやって降りるんでしょうか。
高度差は約20mくらいとそう高くはないものの、かなりの傾斜です。
下の方はほぼ垂直です。しかも摑まるようなポイントもなく、一度滑り出したら下まで止まらず湖畔に激突するはずです。死なないまでも大怪我は間違いないでしょう。
左側にルートがないかトラバース(横に移動すること)してみても同じような地形です。
では右側は、
・・・
おお、何とかいけそうじゃないですか。
こんなところをトラバースしながら行くと、
下に降りていく踏み後を発見。
やっと湖畔に到着です。
凄いです。シューシューブクブク音をたてて熱湯が思い切り噴き出ています。
地球は生きてます。
でも悲しい生き物もいます。
この熱湯でゆでたまごを作って食べたのでしょうが
・・・
後片付けくらい、しとけよな。
ちょっと浅いです。そして、気を付けないと下から熱湯が・・・
大事なところを火傷します。
でもいい、湯です。
実はカヌーで若いカップルがここに来てたので、ちょっと迷ったのですが
えーい、いーや
と二人の近くで全裸になり入ってしまいました。だんだん見られることが快感になってきたようです。
さて、帰り道ですが
・・・
なーんだ。ちゃんと道があるじゃないですか。左側から降りるんじゃなくて右側からだったんですね。
しかし、
右側の降り口には「立ち入り禁止」の看板が。もし、右側から行こうとしたら行ってなかったですね。
ただ、ちょっとどーなんでしょうか。
本音を言うと、
どこでも立ち入り禁止にすればいいってもんじゃねーだろ。
と。
きっと何か事故でもあった時の言い訳なんでしょう。
右のルートはほとんど安全です。そして、その先にはめったに見ることのできない珍しい光景が待ち構えています。子どもさんにとっては地学の生きてる教材になるはず。何十時間の授業を受けるよりもインパクトがあるはずです。役人のつまらない配慮がそれを奪ってしまっているのです。
日本は素晴らしくいい国なんですけど、ダメな役人と天下りがこの国をおかしくしてます。
<お知らせ>
この旅の詳しい様子は青の風に吹かれてをご覧ください。