- 場所 八幡平市
- 料金 無料
- 形態 野湯
- 訪湯 2017年11月6日 12:30
八幡平を東西に走る八幡平アスピーテラインをどんどん上っていきます。
霧で前がよく見えません。
着いたのは見返峠です。
ここの駐車場に今夜は泊まろうと思ったのですが、
・・・
ふと横のレストハウスに目を向けると
なにやら人の気配が。てっきり閉鎖してると思ったのですが。
中に入って店員のおばさんに聞くと、なんとこの付近の道路は今日の夕方5時で冬季閉鎖になるそうです。
あーよかった、聞いといて。
もしここで泊まってたら、来年の春までここから出られなくなるところでした。
もちろんパトロールの車が見て回るんでしょうけど、いつも一番端に青の1号を停めるので、この霧で見逃すっていうこともあるかもしれないじゃないですか。
来年の春まで青の1号で持ちこたえられるか
・・・
られるわけないですね。
ということで、予定を変更しこのすぐ真下にある藤七温泉に向かいます。
閉鎖してました。
でも建物の脇から入ってみると
あるじゃないですか。
それにしても、ふけの湯といい、この藤七といい東北の温泉はスケールがでかいです。
このほかにも建物の右側にもいくつか浴槽がありました。
手を入れるとちょうどいい湯加減です。
そこに、気仙沼からこの温泉を目指してやって来たというおじさんが登場。
そして、まさかの
入っちゃおうか
発言が。
いや、それはまずいでしょ、いくら何でも。ここはちゃんとした有料の温泉なんだし、それじゃドロボーと同じでしょ。
この温泉は残念ですけど、僕の目的はもう一つあるのです。
この温泉の上に
野天風呂があるはずなのです。
気仙沼のおじさんを置き去りにして、上流に向かいます。
寒いです。手がかじかんでいます。
お、あれか!
いや、これは源泉ですね。
これに入ったら石川五右衛門です。
さらに上流に行くと、ありました。
たぶんこれだと思うのですが・・・藤七温泉山野湯です(違うかも)。
でも、あまりに浅くて入れません。夏だったらなんとかなるのかもしれませんが、この零下近い気温で入る気にはなりません。
そして、もう少し離れたところに
これが、奥藤七温泉露天風呂・・・でしょうか(違ってるかも)。
こちらは何とか入れそうです。上半身脱いじゃうと寒いので、まずは先に下半身だけ脱いで
・・・
足を入れると
・・・
表面はぬるいんですが、すぐねちゃねちゃした泥のような堆積物が30cmくらいあって、ズブズブと足を入れていくと、底がやけに熱いのです。
そういえば、すぐ近くからブクブク熱湯が噴き出ています。
・・・
これは
・・・
ここに入って座ったらケツが火傷するんじゃ。
そして、よく見ると蚊の死骸があちこちに浮いていて
何やら水面近くをぐにゃぐにゃと蠢く生物が。
ボウフラです。
やっぱやめーた。
うー、寒。
そして、藤七温泉に降りてくると、
気仙沼オヤジが風呂から上がって歩いてくるところでした。
湯加減がよかった一番上の露天に入ったそうです。
人の道に外れると
・・・
恐山です。
<お知らせ>
この旅の詳しい様子は青の風に吹かれてをご覧ください。