- 場所 鹿児島口永良部島
- 料金 無料
- 形態 共同
- 訪湯 2018年2月17日
さて、困ってしまいました。
予定では着いた日に寝待温泉に行って、翌日西之湯温泉に行き、11時発の漁船で・・・屋久島に戻るつもりだったのですが、
民宿Gのご主人に3時間はかかると言われ諦めたのですが、翌朝行くとしても3時間もかかるとすると、よほど朝暗いうちから出発しないと寝待温泉から出航までに戻ることはできません。
ということでもう一泊することにしました。
どこに泊まろうか。
するとグーグルMAPで山の中に民宿があるのに気が付いたのです。
なんと港と寝待温泉のちょうど中間くらいにあります。そして「送迎」と書いてあるので車でそこまで行ければ、港から歩いて3時間という距離が半分になります。
そして、NETで検索してみると
夫婦で移住してきて2003年開業したと書いてあります。ますます興味が湧いてきました。
なぜこんなところで民宿を。
ただでさえ寂しい過疎の村で、おそらく周りには何もないでしょう。商売としてやっていけるんでしょうか。
夜明けです。
改めて口永良部のメインストリートを歩いてみると、
・・・
郵便局がありますが、簡易なのでATMはありません。
8時36分、民宿Gを出発します。
送迎を頼んでいたのですがキャンセルして歩いていくことにしました。
ご主人の言う通り、寝待温泉までホントに3時間以上もかかるんでしょうか。
あの山を越えていきます。
港が見えます。
こんな道をスタスタと歩いていきます。
噴火があった時の避難所でしょう。
朽ち果てた車が捨ててあります。
大海原が見えます。
そして、民宿くちのえらぶ到着です。
8時23分です。
約半分の行程を45分で来ました
・・・
民宿Gの主人の言う通りなら、ここから2時間15分かかるはずなんですが
・・・
(注)↑「民宿Gのご主人」→「民宿Gの主人」に変わってます・・・
民宿くちのえらぶです。
まあ写真で見た通りの建物ですが
・・・
玄関から中に入った瞬間、また玄関の外に出て
・・・
もう一度入りなおしてしまいました。
えー!凄いぞここは。
天井まで5mくらいあります。
書棚にはいろいろなジャンルの本が並べられ
・・・
しゃれた洗面所に
ウォシュレットです。
廊下を渡っていくと
部屋です。
広い!
宿をきりもみしている美術大出身の
・・・
奥様です。
ここの民宿は、ご主人が廃校になった小学校の校舎の廃材を譲ってもらい、7年かけてコツコツと造ったそうです。
奥様にお弁当を作っていただき、寝待温泉に向けて10時20分に出発です。
ホントにあと2時間以上もかかんのかいな、民宿Gのおやじさんよ。
(注)ご主人→主人→おやじさん
ここからは下りになります。
公平を期するために・・・走りはしません。あくまでも歩いていきます。
時折写真を撮りながら
スタスタと歩いていきます。
お、見えました。あれが神立岩です。
到着です。
10時51分。
宿から30分で来ました。
・・・
えーと、合計すると
・・・
港からここまでおよそ、1時間15分です
・・・
普通に歩いても、とても3時間なんかかかるわけがないぞ。
Gオヤジ!どーなっとる。
(注)ご主人→主人→おやじさん→オヤジ
↑これで僕の心情の変化が読み取れると思います。
思えば電話で予約したときに
・・・
軽く、
おいくらでしょうか
と聞いたのですが、
・・・
いきなり、
いや、高いんなら他へ行っていただいて結構ですよ
・・・
と、上から電話で・・・言われてしまったのです。
(注)もう一軒500円安い宿が近くにあった
ただ、料金聞いただけなのに
・・・
Gオヤジの言うことを聞かずに、昨日ここに来てたら今日は屋久島に戻れたのですが
・・・
まあいいか。
これでなんかいいことがあるかも知れないし。
寝待の集落です。
誰もいません。
廃墟になってます。数年前の大雨で町が居住NGにしたようです。
物悲しい風景です。
ドアを開けてみると
・・・
もちろん電話機はありませんでした。
非難所に誰かが入ることももうないのかも知れません。
そして、その先にあるのが、
寝待温泉です。
入口あたりが泥で埋まってます。
一時は閉鎖されていたのですが、島の住民の方々の要望で皆さんで泥を排除して入れるようにしたそうです。
ドアを開けると、強烈な硫黄の匂いが襲ってきます。
どうですか、この雰囲気。
電気は点きません。
薄暗い中、入らせていただきます。
ぽちゃん。
いい湯です。
若干ぬるめ、といったところでしょうか。
何か温泉の効能がじわじわと効いてくるような感じです。
そして、空気の濃度が濃いです。
あまり長く入っているとちょっと危険かもしれません。
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