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- 場所 宮城県白石市
- 料金 500円
- 形態 旅館
- 訪湯 2018年8月4日
今日もいい天気になりそうです。
暑くてもやはり夏はこれでなくちゃいけません。
強い陽の光が作り出す濃い影が夏を感じさせます。
あれは蔵王連山でしょうか。
いつまでも記憶に残しておきたい風景です。
昔、里人がグサリと地面に鎌を刺したら温泉が湧き出たという・・・鎌先温泉郷に到着です。
ここには5軒の温泉宿があるのですが、歴史を感じさせる旅館があります。
この一條も凄いです。
国の文化財に指定されています。
ありました。
日本秘湯を守る会の提灯が下がっている最上屋旅館
・・・
の隣に案内板が出ています。
湯守り木村屋です。
どうやらここは比較的新しい旅館のようです。
玄関を入ると
・・・
11:00からです。
今は10:06.
一時間近くもあります。
一時間待つのもいいのですが、あの日本秘湯を守る会公認の赤倉温泉三之亟のように、待った挙句に
12:00からです
などと言われたらヤダなと思い、奥にいた三木のり平さんのようなおとーさんに
日帰りなんですが、何時から入れるでしょうか。
と聞くと、
・・・
そこに書いてあるでしょ
・・・
などとは言わず、
ああ、いーですよ。今からどーぞ、どーぞ
・・・
と。
うーむ。
そして、
風呂は5階ですから、エレベータで上がって下さい
と。
5階の展望風呂です。
内湯からのビューです。
温泉街を眼下に見下ろすことができます。
ドアを開けると
露天風呂です。
ふう、いい湯ですぜ。
↑逆光で見えづらくてすいません。
しかし
・・・
ここは男女別の内湯と露天です。
のんびり入っているわけにはいきません。
混浴がどこかにあるはずです。
しかし、のり平さんは、
5階に
としか言いませんでした。
でも見てしまったのですよ、エレベータの中で。
2階にも風呂があるのを
・・・
2階の風呂がきっと混浴だと思うのですが
・・・
勝手に入っちゃっていいものなんでしょうか。
とりあえず、5階には用はありません。
出ます。
カラダも頭も洗って、髭もちゃんと剃ったし。
ところが
・・・
出た瞬間に気づいてしまいました。
ワタクシは初歩的なミスを犯してしまっていたのです。
暖簾をくぐると、すぐ右に男湯の暖簾があるじゃありませんか
もしや!
と思い振り返ると
・・・
そこには、
たった今くぐって出て来たばかりの赤い暖簾があるじゃないですか
・・・
女湯に入ってました。
のんびりと。
よかったーぁ、誰も入ってこなくて!
犯罪者になるところでした。
あぶねー。
男湯は
こっちでした。
一階に下りると売店におばさんがいたので
2階の風呂に入ってもいいんでしょうか
と聞くと
・・・
なんと、困り顔になってます。
うーむ、これは何かあるぞ。
そして、あばさんが奥の方に視線をやると
・・・
のり平さんが再び登場です。
そして、神妙な面持ちで
実は・・・
と。
昨年、鍬先温泉の各旅館から県に対し日帰り入浴の許可願いが出ていないことが発覚し、一斉に提出したらしいのです。
しかし、木村屋では5階の展望風呂は許可が下りたらしいのですが、
2階は混浴だから日帰りは許可できん
と言ってきたらしいのです。
そういう理由で5階しか案内しなかったらしいのですが
・・・
今回特別にいいですよ。そーと、入って来ちゃってください。
・・・
のり平
・・・
ありがとよ。
このことは秘密にして、誰にも言わずに墓場まで持ってくかんね。
やばいもんな。
どっかから漏れたりしたら。
ということで、混浴内湯・天狗岩の湯です。
変わった内湯ですが
・・・
オトコのり平の日本男児の意気込みが感じられます。
奥のドアが男性、右の手前が女性の入口です。
鎌先温泉湯守り木村屋旅館。
男・のり平の心意気が感じられる温泉旅館でございます。
いよ、のり平!
ざっばーん
↑東映のオープニングのような波が砕ける音です。
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旅の詳しい様子は青の風に吹かれてをご覧ください。
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